株式会社富士通総研 (本社:東京都港区、代表取締役社長:香川進吾、以下、富士通総研) は国立大学法人 神戸大学 (所在地:兵庫県神戸市、学長:武田 廣、以下、神戸大学) 藤井信忠 准教授と共同研究を行い、未来洞察を起点とした新規事業創出プログラム「Insight-Out」を開発しました。未来の予測から“自分たちがどういう存在でありたいかのイメージ”を描き、課題設定を行う「未来洞察プログラム」(注1)と、課題解決のためのアイデア創出を短期間で実現する「アイデアソン」(注2)を掛け合わせることで、将来への意識をより強め、明確な目的意識の下で長期的な課題設定と質の高いアイデア創出を行うことを可能としました。共同研究は2018年4月より開始しており、企業や研究機関でより活用できるかたちで追加?改善していくことに加え、政策立案やまちづくりへの展開なども視野に入れ、さらなる研究を進めていく予定です。


背景
富士通総研では2007年頃より単なる未来予測にとどまらず、ステークホルダーによる希望を込めた“将来ありたい (あるべき) 姿”から課題を設定し、研究開発の技術テーマや新商品のコンセプト抽出、自組織のありたい姿の設計などにつなげるための「未来洞察プログラム」を開発?実践してきました。一方で、身近な生活者の視点を捉えた課題定義から解決策立案手法としてアイデアソン/ハッカソンなどの短期間アイデア創出プログラムを多数の企業?自治体などに提供してきました。
一方、神戸大学では2015年度より大学院の授業の一環として富士通?富士通総研とアイデアソンを実施し、授業内での評価にとどまらずに神戸ITフェスティバル、SXSW (South by South West)、クロスメディアイベント「078」などで、その成果を発信してきました。
本年度より両者による共同研究を実施し、「こんな