11月28日に阪急梅田駅構内のNORIBA 10 umedaで関西テレビと阪急交通社が開催した「バーチャルツーリズム映像祭」に井上弘貴教授が登壇し、2025年5月に神戸市灘区水道筋商店街で行った神戸大学とニセコ高校の「まち歩き」を紹介しながら、観光地域づくりにおける地域連携について、これまでの取り組みを報告しました。

「バーチャルツーリズム映像祭」井上弘貴教授登壇の様子

 

神戸大学大学院国際文化学研究科は2024年3月に北海道ニセコ町と包括的な地域連携に関する協定(部局協定)を結び、観光分野を軸に交流を続けています。

 

11月12日にはニセコ町が主催した「日本版ベスト?ツーリズム?ビレッジ連携協議会第2回総会」に、国際文化学研究推進インスティテュート(Promis)地域連携センター?副センター長でもある辛島理人准教授が、南丹市美山観光まちづくり協会の方々と一緒に参加しました。同時開催されたシンポジウム「地域の魅力を生かした価値の高い体験とは」の会場では、来場したニセコ高校の生徒やニセコ町の市民に向けて神戸大学の活動も紹介されました。

 

11月17日には、ニセコ町立北海道ニセコ高等学校の本谷一校長が本研究科を訪れ、梅屋潔研究科長、井上弘貴教授、辛島理人准教授と会談を行いました。農業系の学科にある「観光リゾートコース」を2021年に「グローバル観光コース」へ改組した同校は、神戸大学を教育旅行先の一つとしており、生徒が国際文化学研究科や国際人間科学部の教員や学生とともに神戸で学んでいます。また、ニセコ高校も国際人間科学部グローバル文化学科のインターン先となっており、同学科の学生が同校で研修を受けてきました。本谷校長とは、生徒や学生の受け入れといった今後の具体的な事業のほか、2026年度のニセコ高校の再編(全日制の進学型単位制総合学科を設置)を見越した連携について、意見交換を行いました。

11/12 「地域の魅力を生かした価値の高い体験とは」会場の様子
11/17 左から 井上弘貴教授、梅屋潔研究科長、本谷一校長、辛島理人准教授

今後もVR技術を用いながら、映像を通じた観光地域づくりを展開する予定です。

(国際文化学研究科)